雨、雨、雨

今日は、なにもする気がおこりません。
雨のせいです。

今朝は、夫が、9時に起きて、私は、9時10分位に起きました。
夫が、普段より2時間も寝坊するのは、珍しいことです。おかげで、私も遅くなり、息子のお弁当づくりに、ギリギリセーフで、起きる羽目になりました。
9時30分には、炊飯器のスイッチを入れないと、間に合いません。
私は、仕事をリタイヤしてからは、自分からは、起きません。夫が、「コーヒーが入った。」と、起こす迄、寝ています。
もともと、私は、夜型なので、朝は苦手です。
なので、起こしてくれる迄寝ています。
朝起きて、自分の分だけの朝食とは言え、自分で用意して、家族みんなのコーヒーを入れて、妻を起こす。
昔の夫からは、想像もできません。
大昔の話しですが、私が、スーパーのお惣菜売場で、ホウレン草のおひたしを買った時、夫は、私に言いました。
「妻として、母親としての、義務を怠っている。」
夫は、惣菜売場の担当ではありませんでしたが、そのスーパーの従業員です。にもかかわらず、そう言ったのです。
それまでも、冷凍食品は、買ったことがない私でしたが、それ以来本当に、縁のない一画になりました。
そういう夫が、今は、「コーヒーが入った。」と妻を起こすのです。
この変わり様には、原因があります。
誰にも言っていませんが、私には、大いに思い当たることがあります。
舅が、肺がんになり、余命1年と宣告され、更に、認知症になり、姑だけでは、介護できなくなり、私は、結婚以後もずっと働いていましたが、舅の介護の為、仕事を止めました。
約、1年介護をして、舅を見送りました。
姑の介護は、その10倍大変でした。完全に、認知症と診断されて、要介護認定で4の判定を受けた姑と、食道がんで闘病する夫の介護と、コンビニエンスストアーのオーナー代理と、今、思い出しても我ながら、よくがんばったと思います。
姑の、夜中の徘徊、便の始末、デイサービスを利用していても、本当に大変でした。
そんなことがあって、夫は、がらりと変わりました。
私は、夫に言いました。「私が帰って来る迄、おばあちゃんの部屋を開けないように。」
その頃は、私は、夜中勤務で、朝方帰って来て、姑を、デイサービスに送り出すべく、世話をするのですが、部屋を開けた時の、姑の醜態は、夫には、見せられないと思いました。
そんなこんなを乗り越えて、今の夫の姿があると思います。
私に対しての感謝の証に違いないと、勝手に思っています。

夫に「部屋を開けないように。」と言った時、夫は、「怖くて開けれん。開けたことない。」と返事をしましたが、私が思うにおそらく、一度、二度は開けたことがあるのでは、と思います。
母親の凄まじい醜態に、恐れおののき、見なかったことにしているのでは、と思います。