衣替え

夫の衣替えは、完全に済みました。
それらの洗濯物を、畳んで、持って降りながら、夫は、こんなに一杯と、呆れ気味に呟いておりました。
そうです。全部貴方の服です。サッカー地のオーバーシャツだけでも、6枚あり、今日はアイロンかけがたいへんです。
我が家では、サッカー地もアイロンをかけます。ティーシャツ、ポロシャツも入れると、数えきれませんが、とりあえず、よく着るものだけ、取りやすい引き出しに入れて、長袖と入れ替えました。
夫専用のタンスが、私の部屋にあり、私のタンスは私の部屋にあります。
何年か前に、タバコの副流煙が、ニュースになった時、部屋を別にしました。
夫は、1日60本吸います。なので、煙害が酷かったです。エアコンが故障する、カーテンが、ひどく汚れる、壁紙が黄ばむ。
むしろ良いことはなにもありません。が、夫は、禁煙する意志がまったくないので、仕方ありません。
今は、タバコは、一箱490円もするので、1日二箱にしています。
衣替えの服を夫自らに、選別してもらったのですが、白い肌着だけで、40枚位押し込まれていました。
綿100%の丸首と決まっていて、夏物は、半袖口から、はみ出さない袖丈となっています。
ちなみに、長袖の肌着は、ありません。真冬も肌着は、半袖です。
とりあえず15枚を引き出しに戻しました。
新しく、買い替えたかった夫ですが、自分で仕訳をして、少し考えが変わったとしたら、作戦成功です。
肌着の中に、前ボタンの肌着が、5枚でて来ました。ガンで入院した時に使用したものです。
「これは、置いておかないと。」と、私が言うと、
「今度、入院、手術するような病気になった時は、放って置いてくれ。」と夫。そうです。ヘビースモーカーの夫は、入院生活が耐えられません。
5年前に、肩の軟骨を削る手術をした時、思い知りました。看護婦さんを困らせて、夜中に、私に電話が入りました。私は、夫が、自由に動けるようになるまでの間、毎晩病院に泊まりに行きました。
なので、いらないかもと思いますが、私は、タンスの違う引き出しにしまいました。
そんなことが、まだまだ先のことでありますよう、祈ります。
今日は、私が、朝からハンバーガーを作ったり、いなり寿司を作ったり、いつもと同じように、息子のお弁当も作ったりで、忙しかったので、普段よりも多い洗濯物を、夫が干してくれていました。
そこそこ、済ませた後、洗濯物を干しに、二階に上がると、夫が干してくれていました。「あら、お父さん、どうもありがとうございます。」と、勿論言わせて頂きました。
頼まなくても、やってくれるというのは、素晴らしいですよね。