成人の日

明日は成人の日ですね。
私の成人の日は、50年前になります。

忘れもしない成人の日でした。
導入したばかりのコンピューターによる在庫管理の打ち込みで、何故か私しか打ち込みが出来る人がいなくて、手書きの棚卸し表を打ち込み続けました。
小さな会社では有りません。
そこそこ有名な食品の卸会社です。
高卒の事務員、私を入れて4人、その年に入社したのですが、コンピューターに入力出来るのは私だけでした。

勿論、先輩の他の事務員さんも誰も出来る人がいませんでした。
なので、残業しながら頑張ったのですが、残念ながら成人式には行けませんでした。
休日出勤の残業で、成人式に出れないという悲しい記憶です。

あの頃のキーボードは、今のようにローマ字ではなく、カタカナでした。
品名も、例えば(マルミヤ のりたま )と入力して、グラム数も入力して、1箱の入り数も入力して、更にその箱が段ボール箱に何個入って、その段ボール箱が、何ケース倉庫にあるというのを、手書きの棚卸し表を見ながら入力します。
未完成で、乱雑な字の棚卸し表は、確認しての入力になるので、新入社員の事務員としてはそれなりに気を使いました。
聞くということは、その人の抜りを問うことでもあります。
なので気を使いました。

若いということは、夢みることが出来るという事が、一番素晴らしいことだと思います。
夢に向かって挑戦して欲しいと思います。

私自身は、なんとなく、ボーっと生きてきました。
流されているという感じでは有りませんが、そんな気がします。

自分の未来像を描く前に、結婚をしたせいかもとも思ったりします。

思えば、今年は金婚式を迎えます。