それは、大和朝廷の「秘密政策」に依るものだそうです。
この本に依ると、それは、天武天皇の時代に話合いをしたそうです。
「吉野宮の会盟」にて、皇室の威信高揚大政策を話し合ったとか。
本当の出自を隠す。
都京(藤原京建設)
等を話し合ったと著者は書いています。南海の小さな島の山上で暮らしていたという事を隠したそうです。
国を守る為、大和朝廷の威信を高める為、壮大な嘘を、緻密に、作り上げたのです。
その為、古事記を作り、日本書紀を作り、延喜式内社を記し、出雲大社を創建したと書いています。
面白過ぎる発想です。
しかし、私は此の節が気に入りました。
大和朝廷の威信を高めて、国を纏めるという事は、その時代、きっと急を要する一大事だったのでしょう。
著者もその「秘密政策」を褒めています。
今現在、少しづつ明らかになりつつある古代史ですが、私は思います。
嘘をついた古代の人は、はるか未来の子孫達が、いつか真実の歴史に辿り着けるように、ちゃんとヒントを残しているのではと思います。
それが神社なのではと思います。
壮大過ぎるロマンを感じます。
秋の味覚です。