今朝、ゴミ捨てに表に出ると、燕が数羽電線に止まって、賑やかにお喋りをしていました。
長男が亡くなった年から、燕は我が家には寄り付きません。
その後白蟻のせいで、改築を余儀なくされ、其のせいもあるのか燕は巣を作りません。
それでも7月が終わる頃、毎年必ず顔を見せに来てくれます。
電線に止まって、賑やかにお喋りをして、暫く経つといつの間にか姿を消します。
多分今日長い旅に立つのでしょう。
明日からは近所を飛び交っていた燕が見えなくなると思います。
我が家から巣立った燕は、毎年戻って来ていましたが、不思議なことに姑が亡くなった年は巣を作りませんでした。
そして長男が亡くなった時もそうです。
電線に止まって、私をじっと見ているかのような二羽の燕に、必ず元気で帰って来るようにと、心の中で語りかけました。